AIG ANDO Imagineering Group Inc.

渋原XROSS Shibuhara-XROSS

中間部分の
価値最大化と
日影規制を
同時に解決する
新たなチャレンジ

A new challenge to maximize the value of the middle part
and solve shadow regulations at the same time

Overview

原宿と渋谷が交差する神宮前6丁目に建つ「渋原XROSS」は、原宿の新たなランドマークとなり、情報発信の場として期待させる、プログラム複合型テナントビル。
クライアントからの主な要望は、テナントスペースの最⼤化、デジタルサイネージの導⼊、そして構造的な柱の細化。
特に3-4階の中間層の価値創出が重要な課題とされていた。
日影規制という制約の中でも、テナントの価値を最大化するアイデアが詰まったプロジェクト

Structural design

AIGらしさが詰まった
日影規制への
構造的アプローチ

MAT 渋原クロスの話をしたいと思います。渋原クロスは表参道と明治通りの交差点から、ちょっと渋谷に歩いたところに計画地があります。計画地自体は商業地域に属しているんですけど、すぐ背後に住居系の地域もあるということで、日影規制というものがかかってくるっていうのが一つのポイントだったと思います

SAT ボリューム的には日影規制で検討すると、ちょうどここ(※模型を指さしながら)を日影規制でちょっと削らないといけないので、柱を通せないというところでスタートした物件になりますね

AND 最初、佐藤さんと普通にボリュームを立てると、上の部分が出っ張ってしまって、柱が無いところ、柱が置けないところよりも上の層は片持ちみたいに普通はなるよね、というところからスタートしましたよね。ただ、色々話を聞いていると、その柱を立てられないところって、エリア的にはどこなのっていう話を可視化してみると、トラスで避けられない?みたいな話になったんですよね
で、結果的にこういう特徴的なファサードの中間層にトラスがはまっているボリュームになったんですよね。それが何かの形に似てるよねって話になって、何か砂時計っぽいみたいなことを三人で盛り上がってましたよね

構造的には実は砂時計というのは、腑に落ちる感じだったんです。最初はこの下の2層と上の3層とはラーメン構造で考えてたんですよね。だけどそれだと、いつもこの仕事を一緒にやっているクライアントから何かAIGらしくないんじゃないのって言われたんですよね

じゃあ、何をしようかって話になって。この偏心K型ブレース、EBFフレームにしていけば、結果的に柱の断面が小さくなる。ということにたどり着いたっていう感じですよね

Architectural design

くびれの部分を
利活用した
付加価値の高い中間層

MAT だいぶ細いですよね。今見てもね

SAT 今工事中なんですけど、現場で見ると本当に細いですね

AND ちなみにこの中間層って、構造的にくびれているんですけど。建築的にもその後ちゃんと意味付けが合ってきてますよね。

MAT そうですね。中間層って、こういうテナントビルの中ではどうしても価値が弱いというか、低層部は路面店という価値がありますし、高層部は見晴らしが良いとかってあるんだけれども、どうしても中間層って弱いと。
ただそこにちょっとくびれができたので、例えばグリーンを入れてテラスのような空間ですね。そういう付加価値に転換できるということが、なんとなく見えてきました。結果的にこの3階4階あたりがテラス付きの、ちょっと面積が小さいんだけれども、それを補完して余りある空間構成ができたんじゃないかなというふうに思っています

SAT 結果として事業的にもすごいバランスの良い分配になったという感じですよね。形態だけじゃなく

MAT そうですよね。低層部、中間部、高層部でそれぞれ違った特徴を持った小空間ができたんじゃないかなと思ってます。

Architectural design

ビルを縦に散歩する新しい感覚

SAT 冒頭に言ったように、場所が明治通りと表参道の交差点で。
表参道の要素があったり、原宿の要素もあったり、明治神宮の要素もあったり、渋谷の要素もあるような不思議な場所で。
そういうのが形として現れているんじゃないかなっていう感じですよね。街のいろんなキャラクター、個性がスタッキングされたような形に意匠的にもなってるかなって感じですね

MAT 縦に散歩するような感覚というのが作れたらいいなと思っています。
まだこれから工事始まったばかりで、完成が楽しみだなと

SAT ちょうど今、年内竣工を目指して頑張っております

data

所在地
東京都渋谷区
用途
テナント
プロジェクト期間(開始)
2022.09
プロジェクト期間(竣工)
2026.01
規模
地上9階

Credit

クライアント
合同会社樹音
協働設計
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施工会社
株式会社 辰